有村智恵、昨年のリベンジを果たし「今年一番のラウンドでした」

1年前、初めて挑んだ「全英リコー女子オープン」では、初日「87」、2日目「76」の大叩きで打ちのめされた有村智恵。それからの1年間は、ここイギリスで昨年の借りを返す為に、練習に打ち込んできた。

今年、ロイヤルバークデイルでの大会は、初日5オーバー。予選通過のボーダーライン上で、2日目は午後スタートとなった。自身がスタートする前に、午前組の選手が上がってくるのをみると、スコアを伸ばしている選手も多い。朝のうちは風が無く、それがスコアの伸びに繋がっている。

「アンダーかイーブンパー以外は駄目だと思いました」と有村。「バーディが来るとほっとしちゃうけど、気を抜くと罠があると思って、最後まで凄く良い集中力でやれました」。この日は5バーディ1ボギーの「68」とスコアを伸ばして、通算1オーバーの24位タイでホールアウトした。

「いやー、今日は本当に疲れました」という有村だが、その表情は達成感で満ちていた。「沢山きわどい距離のパットも入りました。これまでこんなに何度も決めた事が無いくらい。予選通過したいという気持ちが表れていたのと、練習してきたことの両方が噛みあいました」。

残り2日間。「ここで喜んではいけないと思うけど、去年と気持ちのゆとりが違うし、成長を感じられました」という有村が、決勝ラウンドでどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。