自己ワースト「82」からリスタート 古江彩佳は渡米直前ドライバーにひと工夫
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 初日(13日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6541yd(パー72)
2週前の「AIG女子オープン(全英女子)」最終日、古江彩佳は自己ワーストとなる「82」をたたいた。これまで日米ツアーを通じて80台を打ったことはなく、5打差8位と好位置から出たラスト18ホールでまさかの事態といえた。
いま振り返っても、「もう『切り替え』って感じだったかなと思います」と苦笑いが漏れる。ショットが左に飛ぶ傾向はあったものの、それ以上にポットバンカーに入ったボールが何度あごにくっついていたことか。リンクスコースのわなにことごとくはまった失速はアンラッキーな側面も大きかった。
「自分が悪いショットをしていたのも理解はしているので…」と一時帰国中のわずかな時間も調整に余念がなかった様子。帰国前からコーチである父・芳浩さんとやり取りを重ねて現状と課題を共有。その上で「ドライバーの重りの位置をちょっと変えたりしました」と明かす。
それまで貼っていた鉛を取り外しつつ、埋め込み式のウエートは重いものに替えてヘッド自体の総重量は変動していないのがポイント。「(鉛を外しただけの)軽くしたものも振ってみたけど、やっぱり球の強さがない感じがした」。求めたのは、あくまでわずかな振り心地の変化。実際に試合で使ってみて、フェアウェイキープ率64.28%(9/14)の数字では測れない手応えがにじむ。
この日は2ボギー先行から7バーディを奪い返した。最終18番は1Wショットが右に出てボギーフィニッシュとなったが、直前の3連続バーディがうれしい。特にPWの2打目をピン筋に飛ばしてベタピンにつけた15番、カップをかすめるような8Iのティショットを見せた16番(パー3)には「すごく気持ちよかった」と笑みがこぼれた。
「68」で首位と3打差の4アンダー25位。「ボチボチ、いい具合かなと思う。全英からのことを考えると、いいスタートはできたんじゃないかな」。例年通りの伸ばし合いに加わり、上々のポジションから2日目に臨む。(オレゴン州ポートランド/亀山泰宏)