“きびだんご”で集中力復活の原英莉花「しぶこにもらったんです」 先輩女子プロが1試合限定キャディ
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 初日(13日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6541yd(パー72)
2アンダーで後半に折り返した原英莉花は1番、2番(パー3)と立て続けに3mほどのチャンスを惜しくも決めきれなかった。続く3番、フェアウェイからの2打目をダフッたような当たりで飛ばせなかったシーンは、ボールがディボット跡のような場所に止まっていたことが原因だった。3打目のアプローチも大きくショートし、この日初めてのボギーを喫した。
不運なライではあっても、クラブの入れ方がうまくいかなかったことが許せなかった。気温も30℃近くまで上がり、少しだけ頭がぼーっとするような感覚もあったタイミング。「やばい、引き締めないと」――。そう思って、キャディバッグから『きびだんご』を取り出した。「きのう、しぶこからもらったんです」。渋野日向子からプレゼントされた岡山の名物で、再び集中力を保つことができたとニッコリ。右バンカーから寄せて獲った5番(パー5)を皮切りに3連続バーディを奪った。
今週は国内女子ツアーでプレーする村田理沙がスポットでキャディを務める。ともにTSIグルーヴアンドスポーツとウェア契約を結ぶ縁から決まった、1試合限定のタッグ。米女子ツアーでは規則で年間3試合までとなっているセルフスタンドモデルの軽量キャディバッグを投入したのは、「(村田が)選手なので、やっぱり身体に負担がかからないように」という配慮からだ。
微妙な風のジャッジを相談するだけでなく、最初のバーディとなった12番(パー5)では「私は真っすぐに見えたんですけど、『フックじゃない?』と言ってくれて。フックで決めきりました」。要所で3学年先輩の村田に背中を押してもらい、3アンダー「69」で33位とまずまずのスタートを切った。
3連続バーディの直後、8番(パー3)で10ydほど飛び過ぎたショットからのボギーを悔しがりつつ、「あしたに希望は持てるスコアかなと思うので、もっと伸ばしていけるように」。フレッシュなコンビで、さらに上を目指す。(オレゴン州ポートランド/亀山泰宏)