「私が一番ペーペー」の渋野日向子は好判断が光る 岩井千怜&ユ・ヘランと同組
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 初日(13日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6541yd(パー72)
渋野日向子は今季メジャー2連勝を飾っている世界ランキング3位ユ・ヘラン(韓国)、年間ポイントレース18位の岩井千怜という実力者2人との予選同組を心から喜びつつ、苦笑いで本音が漏れる。「メチャクチャいい組で回らせてもらっているから…。『なんでウチがこの組に入ったの?』とか思いながら」。3人の中では最年長で、米ツアー参戦も2人より早かったが、「私が一番“ペーペー”の気持ち」と謙虚に3アンダー「69」で滑り出した。
組を引っ張るように、2ホール目の11番から3連続バーディを先行した。11番で「結構打ち過ぎた」と振り返る約5mがカップに消えると、12番(パー5)は3打目のウェッジショットが完璧。ピン筋にキャリーした後、上からスピンバックして作った2mのチャンスを逃さない。わずかなアゲンストでクラブ選択が悩ましかった13番(パー3)も、5UTでかなり飛距離を抑えてバンカー越えの左ピンに絡めて獲った。
14番、後半1番とシビアなパーパットを打ち切って我慢を続ける良い流れが、2番(パー3)で停滞しかけた。返しを外す3パットで最初のボギー。1Wショットが右に飛んだ3番は左サイドに潔くレイアップし、3打目を右ピンの左1.5mにつけながらスコアを落とした。
「すごくもったいなかった」と悔しがったものの、パッティングのフィーリングそのものは悪くなかったという。2連続ボギー直後の4番も2打目を右手前に外すピンチ。小さな土手を越えればピンまでは下りの速いラインで、左手にグローブをはめたままパターを使ってピタリと距離感を合わせた。「58度で(土手に当てて)クッションで行っても良かったんですけど、パターがそんなに悪くなかった。どっちかと言えば、パターの方がイメージが湧くなって。あれはいい選択だったと思う」
わずかに漂ったイヤなムードをナイスジャッジで振り払い、7番(パー5)から2連続バーディ。最終9番では5m近いパーパットをねじ込む締めくくりとなったが、きっちり5アンダーで終えた同組2人の背中を見上げて必死だ。「やっぱり、さすがだなっていう2人だったので。ああいうゴルフができるように、ついていけるように頑張りたい」と力強くうなずいた。(オレゴン州ポートランド/亀山泰宏)