2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン

畑岡奈紗はメジャー43戦目の初棄権からリスタート “体質改善”はオフの宿題に

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前 畑岡奈紗
畑岡奈紗はメジャーの棄権からリスタート

◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前(22日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)

畑岡奈紗は2週前の「アムンディ エビアン選手権」でメジャー通算43試合目にして初めて途中棄権した。キャリアを通してもルーキーだった2017年「マニュライフ選手権」に続く2度目のレアケース。大目標のメジャーで自らプレーを取りやめる重い決断だったが、迷う余地がないほど体調が思わしくなかった。

もともとあるフェスキュー芝へのアレルギー症状は薬の服用で対処しているが、年々ひどくなっている傾向がある。エビアンではそれに加えて「細菌みたいなものに感染してしまったみたい」と一気に悪化した。「体調が気になるっていうのもあって、なかなかコース上で集中できなかった」と振り返る初日に「80」と大きく崩れ、コースでドクターから抗生物質などの処方を受けた。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前 畑岡奈紗
開幕前日は早朝から最後のコースチェック

「体調管理を怠っていたわけじゃないんですけど…」としつつ、悔しさを学びに変えるつもり。フェスキュー芝のアレルギーはここ数年春先ほど悩まされる感覚があり、最善の対処を模索する。「体質も変わってきているのかもしれないですし、その辺の変化は年齢とともに出てくるものでもあると思う。オフは“体質改善”じゃないけど、そういうこともしないといけない」とシーズン後に取り組む。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前 畑岡奈紗
リンクスであらゆる準備を

ぽっかり空いたエビアンの週末は静養に努め、オープンウィークは人生初のイタリアへ。もともと計画していた旅程を、2月の欧州女子ツアー「PIFサウジレディース・インターナショナル」の宿泊先でイタリア人選手からもリサーチしてアップデートしたもの。メインイベントはトスカーナ州のワイナリー訪問で、いつもツアーに帯同してもらっている母・博美さんへのプレゼントも兼ねており、簡単に“キャンセル”とはいかなかった。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前 畑岡奈紗
次週の全英女子にもつながる戦い

リスタートとなるリンクスでの戦いは、次週の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)のカギにもなる。「グリーン周りの転がしていくところであったり、ショートサイドのピンに対してどれくらい手前から行くとかっていうのは、普段のバンと落としてスピンで…っていうゴルフとは全然違うゴルフになってくる。久しぶりのリンクスで、そのあたりの感覚をうまく養っていければ」。チェックポイントをクリアした上で成績も伴ってくれば、勢いもつく。今季メジャーでは唯一、前週から連戦を組んで臨む理由が明確にある。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)

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