生まれた時から一緒の“最強コンビ”が3打差4位でターン 岩井ツインズ「けんかにならないように」
◇米国女子◇ダウ選手権 2日目(12日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301yd(パー70)
ペアリングを見たときから岩井明愛と岩井千怜は予選2日間のプレーを心待ちにしていた。先週の「全米女子オープン」で優勝したネリー・コルダ&オリビア・コワン(ドイツ)の注目ペアと同組。大ギャラリーに囲まれたラウンドに「すごく幸せな時間でした」と口を揃えた。
姉妹は名前を覚えてもらうため今季からツアーの登録名を「Aki」と「Chizzy」に変え、チーム名も「Aki&Chizzy」にした。昨年に続く2度目の今大会は「けんかにならないように」と心掛ける。昨年は「ちょっとムカッとするようなこともあった」と笑って明かした姉の明愛は、「去年は千怜がいるからと思ってちょっと楽に打ってしまっていた」と負担を減らせなかったプレーを反省してきた。
両者ともにラウンド前から集中力を高めて臨めた初日のフォアサムをトップと1打差で終えると、2人の良い方のスコアを採用するフォアボールのこの日は8バーディ、1ボギーの「63」で回り、通算9アンダーと3打差の4位で決勝ラウンドに進んだ。
たくさんのバーディを重ねた中で、この日のハイライトは上がり2ホール。8番で8m近いパッティングを沈めた千怜は、最終9番でも137ydから9Iでベタピンショットを披露。観客を沸かせた。全体を通してスコアメークに貢献した千怜は、明愛がチップインバーディを奪った前半14番、15番から「流れが変わった。良い時に獲ってくれた」と振り返る。
予選落ちだった昨年と違い、優勝争いで週末を迎えるが「自分のプレーに集中する」思いは変わらない。ティショットからパッティングまで乱れてボギーを喫した2番など「悔いが残るホールがある」という明愛は「あしたはそういう悔いが少ないようにできれば」。3日目は1つのボールを交互に打つフォアサム。生まれた時から一緒の時間を過ごしてきた“最強ツインズ”が一緒に頂点を目指す。(ミシガン州ミッドランド/石井操)