信頼の「ごめん」「大丈夫!」「ありがとう」 渋野日向子と勝みなみが紡いだ2アンダー
◇米国女子◇ダウ選手権 初日(11日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301yd(パー70)
3年連続タッグの渋野日向子と勝みなみは過去2年、1つのボールを交互に打つフォアサムの初日はいずれもオーバーパーだった。20位で終えた2024年は「71」、25年は「73」。しかし、今年は4バーディ、2ボギーの2アンダー「68」でスタートを切った。
2人で決めた「ごめんを言わない」という約束はいきなりスタート10番で破られた。アイアンのセカンドショットをグリーン左奥のラフに入れた渋野が口にした。そこから勝が左足下がりの難しいライにもかかわらず絶妙のアプローチを決めてパーセーブで滑り出した。
勝は11番(パー5)で7m、13番(パー3)で5mを決めて、チームは2バーディを先行。平均パット数が昨季2位(28.63)、今季6位(28.42)の力をグリーン上で発揮した。それだけに渋野は「ごめんって言わないようにしようって言いながら、普通に自分がスタートから『マジごめん』って。もう(みなみ)様様」と申し訳なさそうだ。それでも、ボギー後の17番では渋野が微妙な1.5mを沈めてバウンスバック。後半3番(パー5)では残り75ydのバンカーショットでグリーンをとらえ、勝が1.5mを沈めるパーセーブにつなげた。
勝は「私が結構打って(オーバーさせて)微妙なパーパットが残っていたけど、(渋野が)しっかり入れてくれた。流れを止めなかったのが大事だった」と言う。渋野がミスして「ごめん」と言えば、勝が「大丈夫」と応じた。耐えしのげば互いに「ありがとう」と言い合った。過去2回と比べて「なんか集中できていたよね」と渋野が言い、勝は「気楽な感じで、リラックスしていたよね。信頼関係がめちゃくちゃできているなっていう風に感じられた」と振り返った。
2日目は各自のボールでプレーして、良い方のスコアを採用するフォアボール。スコアが大きく動くことが予想され、24年大会では「61」をマークした。同じ宿に泊まり、ごはんを食べ、コース内外でともに過ごす1週間。チーム「HinaMina」の結束力はどこにも負けない。(ミシガン州ミッドランド/石井操)