大渋滞の5時間半ラウンド 馬場咲希は“2組待ち”でリズム保てず
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 3日目(9日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
決勝ラウンド進出の吉報は前日、ホテルに帰ってから届いた。トレーナーのケアを受けている最中に何度もスマートフォンで順位表をチェック。普段よりも狭い上位50位タイまでの予選通過圏内に、馬場咲希はカットライン上の3オーバー50位で滑り込んだ。
胸をなでおろして迎えたムービングデーは後半にかけて大渋滞。本大会は後進育成をテーマのひとつに掲げ、週末は24人のジュニアアマチュアが、それぞれ2人のプロと一緒に3サムで回る。プレーペースの違いは多くの組で明らかで、難コースで時間がかかるアマを待つツアープレーヤーが続出した。
スタート時の順位が低かった馬場は3人全員がプロの組だったが、終盤に向かうにつれてリズムがいっそう悪くなった。後半6番(パー5)のティイングエリアでは2組待ち。1Wショットを左ラフに曲げたのをきっかけに4オン2パットとすると、続く17番(パー3)は3パットで2連続ボギーをたたいた。
「きょうはラフから打つこと多かったんですけど、悪くないゴルフができていると思っていたところで、急に流れが変わってしまった」と、イレギュラーな状況に対応できず反省した。強い雨にも打たれることとなり、踏んだり蹴ったり…。8番(パー5)で右ラフからの2打目をグリーン手前まで運び、なんとか5つ目のバーディを奪って「72」でしのいだ。
午前9時21分にスタートし、午後2時50分を過ぎたところでホールアウト。5時間半にも及ぶラウンドでも、手にできるものはある。「今年はまだ予選通過できた試合でも上位に行けた試合が全然なく、ずっと下の方をウロウロしている」と、まずは2週前の「シェブロン選手権」で記録した今季のベストフィニッシュ(27位)を更新したい。
3オーバー44位で迎える最終日。「溜まったうっぷんを晴らせるようなプレーをしたい。この3日間のように守りながらも、狙えるところはちゃんと狙って」と視線を高くした。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)