2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

キャディ・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは?

2010/03/31 12:20
日本、欧州とキャディ稼業で渡り歩いてきたディーン・ハーディン氏。もちろん日本語も堪能だ

米国LPGAツアー第2戦の「HSBC女子チャンピオンズ」会場でとある投票が行われていた。それは、1年を通して一番優秀だと思うキャディ・オブ・ザ・イヤーを決めるもの。選手とキャディによる投票によってこの名誉ある賞を受賞したのは、申智愛のキャディを務めるディーン・ハーディン氏。

「授賞式のときのジエのスピーチが最高だった」とディーンは笑う。ジエは「彼がこの賞を受賞したのは…、私のお陰!」と高らかに宣言。会場は爆笑に包まれたというが、ディーンは「それは本当のこと」と、ここでも選手を持ち上げた。

ちなみに、ディーンの出身地はオーストラリア。ゴルフ界ではタイガー・ウッズのキャディのスティーブ、横峯さくらのキャディのジョンらがニュージーランド出身。宮里藍のキャディのミックや、今週有村智恵のバッグを担ぐゲーリーはオーストラリアと、オセアニア系のキャディが実績を残している。

その理由をディーンに聞くと、ちょっと考えてから「ストレート・トーク」と答えてくれた。それは、なんでも率直に自分の意見を言うということ。「先週は2回、ジエと言い合いになった」とディーンは言う。「Yesというのは簡単すぎる」と、選手とぶつかることを恐れずに思っていることを言うことが、選手との信頼を築く秘訣のようだ。

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