米メジャー初戦へ挑む日本のトップ3
1日(木)から開幕する今季米国女子メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」を控え、日本選手が続々と現地入りしている。昨年の賞金女王・横峯さくらを筆頭に、諸見里しのぶ、有村智恵と昨年の国内女子ツアー賞金ランキングトップ3は、それぞれ日曜日には会場入りし、調整に余念が無い。
昨年は海外メジャー挑戦を1試合に控え、国内ツアーに専念した横峯。今年は「やっぱりメジャーで得るものは大きいので」と積極的なメジャー挑戦を表明している。専属キャディのジョン・ベネット氏の存在も横峯の海外挑戦を後押しする。「トラブルでルーリングを呼ぶときも、違うキャディだと呼びにくいけど、『呼んだ方がいい』って言ってくれるので心強いです」。言葉の垣根も低くなり、海外の苦手意識も薄らいできた。
全米女子オープンを最大の目標に掲げる諸見里しのぶにとって、この試合は夢への前哨戦とも言える。06年に米ツアーに参戦した際は出場権を得られずに今回が初出場。「ずっと出たかったので、やっとここに来られたなという思い」。この試合をステップに「ここでもう一回元気とパワーを貰って帰りたい」と微笑んだ。日本から江連コーチも駆けつけ、既にこの日までに2.5ラウンド。グリーンの硬いパー3攻略に「ティアップを高くして、高い球を打つように言われた」と攻略方法も具体的だ。
「凄くタイトだし、フェアウェイ自体が凄く狭い。毎ショット毎ショット罠がある」と警戒するのは有村智恵。海外メジャーに対する気後れも「シンガポールに出られたし、やっと自分のゴルフを貫くことが分かってきた」と徐々に克服。「ここがアウェーだと思わなく出来ればいい」と抱負を語った。「PRGRレディス」から50度、52度、58度と3本のウェッジを入れているが、「思い通りの距離が打てるようになってきた」と精度も向上している。「まずは予選通過を目指したい」と意気込みを語った。