2025年 みずほアメリカズ・オープン

「見てもらえるって、楽しいですね」 原英莉花は久々の声援を力に再び下部ツアーへ

2025年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 原英莉花
久々の声援は力になった

◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 最終日(11日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)

苦手意識があった5番をパーで終えてほっとしたのもつかの間、6番(パー5)で想定外のミスが出た。フェアウェイ右サイドに着弾した原英莉花のドライバーショットは、そのまま止まらず池に転がり落ちた。3打目も再び池に入れてダブルボギー。「めちゃくちゃ…イラっとしました」と自分への怒りは収まらなかった。

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折り返して1番から3連続バーディと伸ばした後だから、余計に悔しい。31位から出た最終日、1つ伸ばして迎えた後半はバーディが先行。2番でロングパットを決めきってバーディを奪うと、3番はピンをデッドに狙うショットで3連続とした。

2025年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 原英莉花
最終日、やっと景色がキレイに見えた

風が強くなった5番もパーで切り抜けたが、6番で痛恨のダブルボギー。7番も続けてボギーを叩き、5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」にとどまった。「伸ばしていきたいなっていうところでのダボ。本当に、そういう所が私っぽいなーと思うんですけど…」。通算2アンダー26位で終えた今季初のレギュラーツアーは、苦い思い出になった。

悔しい締めくくりにも、学んだことは多い。「ティショットも置くところが狭いですし、ピンもアンジュレーションがあるところに切ってある。毎ホール気が緩まない、攻めがいがあるコースでした」と振り返る。今週だけでなく、米下部エプソンツアーを転戦する今季は、毎試合新しいカベとぶつかる日々。「日本ツアーはルーキーの時から同じコースを回って来て、自分の“守りスタイル”が固まっていた。刺激的ですね、こっちのほうが」。初めて回るコースで、攻めと守りの駆け引きを探りながら戦っている。今週もタイトなコース、強い雨風の中で必死で頭をフル回転させたが、「今までで一番記憶に残ったかもしれない。またリベンジしたいなと思いました」と経験値を増やしてくれた1週間だった。

2025年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 原英莉花
次週はまた下部ツアーへ

久々にギャラリーの応援の中でプレーできたことも、収穫のひとつだ。「見てもらえるって、楽しいですね。日本ツアーではそれが当たり前だと感じていましたけど、ものすごくありがたいと再確認しました」

次週は再びギャラリーがほぼいない下部「コッパーロック選手権」(ユタ州コッパーロックGC)に参戦。来季レギュラーに上がって一定の出場機会を確保するためには、残り14試合で年間ポイントランキング10位以内に入る必要がある。現在同ランクは19位。「いいプレーを見てもらえるよう、もっともっと技術を磨きたい」。この日に浴びた声援を胸に、来季の昇格を目指す戦いが続く。(ニュージャージー州ジャージーシティ/谷口愛純)

2025年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 原英莉花 ハイライト
2025年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 原英莉花 ハイライト
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