2025年 シェブロン選手権

「終わったな」から起死回生バーディ 畑岡奈紗が薄氷踏む予選通過

2025年 シェブロン選手権 2日目 畑岡奈紗
畑岡奈紗は苦しみながら8大会連続の決勝へ

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)

終盤16番でボギーをたたいたとき、畑岡奈紗は「終わったなと思った」。コース内のリーダーボードに表示される予選カットラインの1ストローク下、通算2オーバーに後退。シーズン最初のメジャーで週末が遠のいたかに思われた。

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一度は覚悟を決めたものの、百戦錬磨の26歳は希望を捨てない。続く17番(パー3)、カラーからの2打目で丁寧にラインを読む。ピンの立つカップまで9m。パターでジャストタッチで流し込み、起死回生のバーディ。「本当にラッキーだったと思います。予選通過できそうで良かった」と安堵した。

2025年 シェブロン選手権 2日目 畑岡奈紗
もどかしい思いを週末のプレーで晴らしたい

3バーディ、3ボギー「72」として通算1オーバー暫定46位。「きのうはほとんどパーフェクト」だったティショットは、フェアウェイキープ率100%(14/14)の初日に続いて92.86%(13/14)を記録した。高水準を維持しているようでいて、感触は良くなかった。前半4番、スコアを伸ばすべきパー5で1Wショットを左の池に打ち込み、1罰打の後の3打目を大きく右へ。トラブル続きでボギーを喫した。後半は「なかなか手が動かなくなってしまっていた」とグリーン上の苦しみが増していただけに、価値ある終盤の粘りだった。

昨年の「エビアン選手権」以来となるメジャーでの予選落ちを回避し、この大会で8年連続となる決勝ラウンドに向かう。不満のティショットも細かく振り返れば、「すごくプレッシャーのかかる14番もうまく打てた」と思える場面がしっかりある。

上位陣の成績を見て「パットが決まれば、あれぐらいのスコアで回っていてもおかしくないぐらい(トータルの)ショットが良い」と充実感を漂わせた。「この位置にいるのはかなり悔しいですけど、あと2日伸ばせれば、チャンスは全然あると思う。頑張りたい」。残り36ホールでチャージに転じる。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)

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