2025年 ファウンダーズカップ

同組リディア・コーに「いいトコ見せようと…」 渋野日向子はパッティング苦戦で後退

2025年 ファウンダーズカップ 3日目 リディア・コー 渋野日向子
渋野日向子(右)はリディア・コーと同組で回って「73」

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 3日目(8日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)

今季初戦をカットライン上で決勝ラウンドに進んだ渋野日向子は2バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、通算2オーバーに後退した。

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2番は上り5mのシンプルなラインが左を抜け、4番も4mほどのバーディパットを決めきれなかった。グリーン上でもどかしい時間を過ごすうちに5番でボギーが先行。セカンドを砲台グリーンの奥にこぼし、難しい寄せを3mにつけたがパッティングでしのぎ切れなかった。「バーディが先に来ていれば、もう少し流れが変わったかなって思ったんですけど…。上りも下りもストロークが緩みがちだった。ライン以前の問題。自分のせいかな」と唇をかむ。

前日2オンに成功している6番(パー5)はセカンドが大きく左へ。池にかかる橋の屋根で跳ねたボールが水しぶきを上げた。ドロップした後、4打目のウェッジショットで5m超を残しながら、難しいラインを沈めて必死のパーセーブ。それだけに、3パットで苦しい流れを決定づけた7番(パー3)について「自分の中でかなり悔しいポイントだった」と言った。

2025年 ファウンダーズカップ 3日目 渋野日向子
ショットも手応えをつかむまでには至らず

2バーディを奪い返した後半も13番でショットのミスから、14番は3パットでスコアを落とした。「67」を出した2日目もシビアに評価していたショット面。右を向くきらいがあった初日に比べてターゲットに真っすぐ構えつつ、微妙に我慢しながらクラブを下ろそうとしている印象もある。「ちょっとひどいミスも多かった。(バーディだった)最後のホールもチャンスにつきましたけど、それより悪いのが目立つかな」。持ち前の対応力だけでなく、安定したスコアメークのために精度向上を自らに課す。

この日はツアーの殿堂入りを決めているリディア・コー(ニュージーランド)との2サム同組。最初の2日間で同組だった2022年「スコットランド女子オープン」は予選落ち、23年「メイバンク選手権」3日目も同組で「79」と崩れた。「リディアと回っている時に全然いいプレーができてなかった。今日こそはいいトコ見せようとか思っちゃてたんですけど、そうそううまくはいかず…」と苦笑交じりに残念がった。必ずしも好調ではなく、スイングで試行錯誤しながら1アンダーで回るあたりにもレジェンドプレーヤーの底力を実感する。

2025年 ファウンダーズカップ 3日目 渋野日向子
パッティングを決めきれなかった

「“下の下”にいるんで。最初から最後まで攻めのゴルフができるように頑張りたい」。ひとつでも上を目指すのはもちろん、新たな取り組みの手応えを感じてアジアシリーズに向かいたい。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)

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