1Wはタイトリスト?アイアンはスリクソン? 渋野日向子がクラブ契約フリーに
渋野日向子が新シーズンを前にクラブ契約フリーとなったことを明かした。25日にスポンサー契約を結ぶ日本航空のイベント「渋野日向子×JALスペシャルゴルフデー2025」に出席。今季の使用クラブについて「(契約)フリーです」と話した。
ジュニア向けのトークショー&レッスンを行った第一部、大人とのゴルフ対決だった第二部ともクラブを握る場面があり、1WはタイトリストのGT2、9Iはダンロップ スリクソンンのZXi5と複数メーカーの最新モデルを使用。「まだ調整中ではあるんですけど、(オフの間に)いろいろ打ってはみました」と話し、シーズン初戦「ファウンダーズカップ」(2月6日~/フロリダ州ブラデントンCC)に向けて準備を重ねてきたことを示唆した。
昨季は6月「全米女子オープン」2位、「KPMG全米女子プロ」7位とメジャー2試合でトップ10入りして、2季ぶりのシード返り咲きを果たした。それでも、エリートフィールドの最終戦「CMEグループ ツアー選手権」には進めなかった。不振を極めたシーズン序盤やコンディション面の悩みを抱える時期もあったことへの悔しさが勝る。
「家でグータラして、おせち“五重”を食べました」と笑った年末年始のリフレッシュもそこそこに、プロとなってから最も早い時期になるシーズン初戦へ合宿を組んで課題と向き合った。クラブが振れている感覚、「(例年の同時期より)5~10ydは飛んでいるのかな」という飛距離、フィジカルの仕上がりなど、「すごく前向きになれる要素がいろいろ積み重なっているからこそ、試合に臨むのも楽しみというのが今までとまた違う感じ」。試合を心待ちにしつつ、どこか不安を隠せなかった昨季までよりポジティブに開幕を迎えられそうなことは確かだとうなずく。
充実した調整にも「結果が出ないと、このオフを頑張ったとは言えない」と表情を引き締めて臨む米ツアー4年目。「一日一日を大切に、悔いが残らないように頑張って、皆さんの前で優勝できるように」。集まったファンに力強く誓った。(編集部・亀山泰宏)