2024年 アニカ driven by ゲインブリッジ

シード争いの局面も「普通にできている」 吉田優利はアマ時代の経験も生かし平常心で

2024/11/15 12:19
平常心でプレーはできている

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 初日(14日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

2バーディ、3ボギーの「71」で終えた大会初日。シード権争いに向けてプレッシャーがかかる局面でも吉田優利は平常心を保った。優勝争いをして5位で終えた前週「ロッテ選手権」のおかげで年間ポイントランキングは100位に浮上。12月の最終予選会に向かうかどうかのボーダーライン上に乗ったが、今週は「意外に普通にできています」と緊張感に支配されることなく笑った。

開幕週の月曜日から雨が降る気配なく日が照り続ける天候の影響か、前日の練習日の時よりもグリーンのコンディションは「すごく速い。こんなに(一日で状態が)変わるんだと思うぐらい、なかなか最初は距離感とラインが合わなかった」とパッティングに苦戦した。

バーディでも、ボギーでもやることは変わらない

普段から注意はしているが、距離感を合わせるために「下りラインの時とかは、当たり前ですけど自分が思ったより『弱く打っていいんだ』」とより意識をするように心がけた。

短く刈り込まれたグリーン周りのフェアウェイも、アプローチウェッジを握るのか、パターを握るのかの判断を慎重に行った。「すごい前の話ですけど、オーストラリアでパターを使って練習したのがいま生きている。ウェッジだけじゃなくてパターの選択肢を持っていたのが今日はすごく良かった」と、ナショナルチームに所属していたアマチュア時代の経験がプロになってからも支えになった。

初日は日没サスペンデッドとなり、順位は暫定76位。予選通過をしなければポイントは加算できずに年間ポイントランクは下がる確率が高い。「4日間やらないと駄目っていうのは分かってはいる。きょうみたいなゴルフを、あしたはしないようにしたい。あしたはまたスピードがかわると思うので、しっかりアジャストしたい」。予選通過をかけて巻き返しを目指す。(フロリダ州ベルエア/石井操)

きょうはパッティングに苦戦した
グリーンの外からパターを使う場面があった

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