1年前の好スコアも「思い出しながら」 渋野日向子の最終戦進出かけた戦い
2024/11/14 08:52
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前(13日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
昨年はフルシード維持をかけて臨んだ会場に、渋野日向子が戻ってきた。「あれから1年が経っているのか、という感じです」と時間経過の速さを実感しつつ、思い出すのは前回大会の初日に「66」(パー70)と好スコアを出せたこと。「そのあとはガタガタ(と後退)でしたけど、1日でもそういうゴルフができたのは記憶に残っている。そこを思い出しながらできたりすれば」と目線を上げた。
今年は「全米女子オープン」(ペンシルベニア州ランカスターCC)で2位、「KPMG全米女子プロ」(ワシントン州サハリーCC)で7位とメジャーで好結果を残した。年間ポイントランキング(レース・トゥ・ザCMEグローブ)はフルシードが安泰な62位で、今大会の成績次第で次週の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)への出場可否が決まる。
「しっかり攻め切りたいっていう気持ちもあるし、守るところは守りたいっていう気持ちで。やっぱり上を目指したい」とメリハリをつけてコースを攻略したい。シーズンを通して「安定したゴルフができていない」のが心残り。今週は第2打地点でUTをはじめとした長いクラブを持つ回数が多く、「練習ラウンドはアイアンを持つことが少なかった」。大きい番手のクラブでもコントロールできるかが、スコアメークのキーポイントとなりそうだ。
プツンと集中力が切れたかのように2日目「79」を叩いて予選落ちを喫した前週「ロッテ選手権」から気持ちを切り替えて米本土に移動してきた。メンタルをリセットして午前7時に1番からティオフする。(フロリダ州ベルエア/石井操)