「団子、かき氷、カレーパン」 渋野日向子は“夏休み”で元気をチャージ
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(18日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)
悔しい結果に終わった「AIG女子オープン(全英女子)」から約1カ月、オフの間は日本で楽しい思い出をため込んで米国に戻ってきた。「一試合一試合を無駄にしたくない。悔いの無いよう上を向いていきたい」と、渋野日向子は気持ちを新たに開幕を待っている。
全英女子前週の「ISPS Handa スコットランド女子オープン」で、左の股関節からでん部にかけての痛みで初日に途中棄権。全英女子は2日目を終えて通算14オーバー140位に沈み、「悔しいっていうひと言だけでは、なかなか表せない」と週末を前にコースを去った。
ここまでの3週間は、日本でトレーニングと練習をしながら夏休みも満喫。はじめての鎌倉で、お参りと食べ歩きを楽しんだ。「団子を食べて、かき氷、カレーパンみたいなのも。楽しかったです。3週間のオフもあっという間、もうちょっと休んでも良いかな?」。楽しい時間は名残惜しいが、充実した休暇でリフレッシュできた。
気分を一新して迎える今週、キャディ大和久仁一郎氏と初タッグ。今週から次週「ウォルマート NW アーカンソー選手権」の2週間を戦う予定を組んでいる。
オフの間は「スイングも自分なりに整理しながらやっていた」とショットをメインに調整。14番(434yd)、15番(424yd)と距離が長いパー4がある一方、2オンを狙えるパー5もあるコースではウッドの精度がより重要になってくる。「ラフが長いところもあるし、なるべくフェアウェイキープして、パー5でしっかりチャンスにつけられるように。難しいホールも多いので、そこは安全に行けたら」と話した。
シーズンも、今週を含めて残り9試合。「4日間戦って、良いところで終われるように頑張りたい」。リフレッシュして迎える久々の試合で、「全米女子オープン」2位、「全米女子プロ」7位とメジャー2戦で上位に入った勢いを取り戻したい。(オハイオ州メインビル/谷口愛純)