2024年 クローガー・クイーンシティ選手権

勝みなみが楽しみな2つの“最終戦”

2024/09/18 10:55
勝みなみは日本で少しリフレッシュして米国に戻った

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(17日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)

昨年は、シード圏内を目指して秋口の試合を戦った。米ツアー2年目を迎えたことしは、年間ポイントランク上位60人が出られる最終戦「CMEグループ ツアー選手権」への出場権を狙っている。「ゴルフの調子は上がってきているので、あとはパッティング。やっぱり最後のCMEに出たい」と勝みなみは意気込んだ。

11月21日に控える最終戦は、前週「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」終了後の60人に出場資格が与えられる。勝は現在75位。シード圏内の80位に食い込んだいま、残る試合で最終戦へのチケットをつかみたい。

実は古江彩佳のキャディ、マイク・スコット氏の弟さん

8月「FM選手権」を52位で終えた後、オープンウィークと米国選抜VS欧州選抜「ソルハイムカップ」を挟んだ2週間は日本で過ごした。2週前は国内ツアー「ソニー日本女子プロ選手権」に出場して33位。試合期間中は、同世代で仲のいい小祝さくらと「ご飯に行って、海にも入って」と気分転換の時間も過ごせた。

15日(日)に米国に戻り、時差ボケと戦いながら練習ラウンド。「まだ体がフワフワしている感じはするけど、それが抜けたら試合は大丈夫」と開幕前日のプロアマで最終調整を行う。

開幕2日前は1番から9ホールを回って調整

昨年から場所を移したコースは、距離が長いパー4が多く、開幕前に水がまかれたフェアウェイはランが出ずに長い番手を持たされる。「コンスタントに160ydくらい残っちゃう。グリーン周りに池が絡むところもあるので、目の錯覚に惑わされる感じがある」とトリッキーなコースを警戒したが、ショットの調子は悪くない。「あとはパットをしっかり入れて、上位に行けるように」とポイントランクアップを目指す。

もう一つ、モチベーションになっているのが10月に控える“最終戦”。長らく応援するプロ野球・阪神タイガースのレギュラーシーズン最終戦が10月3日に行われる。次週「ウォルマートNWアーカンソー選手権」を終えたらオープンウィークを挟むため、一時帰国して観戦に行く予定を組んでいる。「それに向けて、しっかりモチベーションを整えて」。自身の最終戦を決めて、応援に行けたら最高だ。(オハイオ州メインビル/谷口愛純)

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