2024年 FM選手権

勝みなみと吉田優利は上位争い遠く 沖縄開催の日本女子プロ選手権へ

2024/09/02 11:35
スコアを落として4日間を終えた勝みなみ

◇米国女子◇FM選手権 最終日(1日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)

26位から出た勝みなみは3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、通算イーブンパー52位と大きく順位を下げて4日間を終えた。

前半4番でつまずいた。ティショットを右サイドのペナルティエリアに入れ、ラフにドロップして打った3打目もグリーンに届かず、花道の傾斜で手前に戻された。アプローチもピンをオーバーして4オン2パットのダブルボギー。中継局WOWOWのインタビューで「ダボから始まり、前半ホントにバーディが来なくて苦しいラウンドでした」と振り返ったように、8番(パー3)でもボギーが重なった。

10番で初バーディを奪った後にも3パットボギー。終盤16番(パー3)からの2連続バーディまで反撃に時間を要した。「ここで得たものを日本に持ち帰って、2週間特訓して、また戻ってきたい」と話す一時帰国の間には、5日開幕の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」(沖縄・かねひで喜瀬CC)へのスポット参戦も控える。「日本のファンの皆さんも楽しみにしてくださっている。できるだけいいプレーができるように」と意気込んだ。

5月「サロンパスカップ」以来の国内参戦へ

初日に首位と1打差2位と絶好のスタートを切った吉田優利も、2日目以降に後退して2オーバー67位でフィニッシュ。3日目に「77」と崩れ、この日も6バーディ、3ボギー1トリプルボギーと出入りが激しくパープレーにとどまった。

この試合が4週ぶりのツアー出場。「『8』が痛すぎて…」と苦笑したように、2番(パー5)のトリプルボギーを悔やみつつ「最終日も含めてバーディは多かったので、いかにボギー等を減らすか」とポイントを見極める。勝と同じく日本女子プロに出場した後、19日開幕の「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州TPCリバーベンド)から再渡米を予定。

「もちろん(米ツアーで)急いで成績を出したいのはありますけど、しっかり時間をかけて積み上げていかなきゃいけないものもあると思う。そこは自分で理解して、我慢しながらゴルフをしていきたい」。ルーキーならではの難しさと向き合いながら、5月「ブリヂストンレディス」以来の国内ツアーに臨む。

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