“マイナスの流れ”断ち切れず… 西村優菜は全英女子へ「やるしかない」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目(16日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72)
西村優菜が通算9オーバー113位で予選落ちを喫した。強烈な雨と風の中をプレーした初日「77」の出遅れを取り戻せず、午後組の2日目も「76」と苦しんだ。オーバーパーでのプレーが5ラウンド連続、ここ5試合で4度目の予選落ちとなり、「ショックというか、きょうもいいゴルフができなかったか…って感じですね」と視線を落とした。
昨年は9位で最終日を迎えて20位フィニッシュ。ただ、晴天で気温が上がる日もあった1年前とはコンディションも大きく違った。風向きも異なり、ルーキーとして出場した時には2オンを狙った記憶もある5番(パー5)は連日アゲンストの強風が吹き荒れた。2打目と3打目でウッド系を握ってもグリーンに近づけるのが精いっぱいだった。
「去年の風の方がやりやすかった」とした上で、気にするところは別にある。「ショットに関しては気持ちよく振れる回数が多かった。それでも通れなかったか…って感じですね」。グリーン上でも強風の影響を受けて決めきれず、フィーリングがスコアにつながっていかないジレンマ。「やっぱり結果で自信をつけたいところがある。なかなかマイナスの流れを断ち切れなかった」と悔しさがにじむ。
次週の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(セントアンドリュース オールドコース)を前に上昇傾向をつかむことはかなわなかった。「どういう風に流れを切ればいいんだろうっていうところが、自分でも分からない。でも、(メジャーへ)やるしかないっちゃあ、やるしかないので。しっかり頑張りたい」。自らに言い聞かせるように話した。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)