2024年 ポートランドクラシック

出場権確保目安は4位以内 吉田優利は51位発進

2024/08/02 11:20
リシャッフル前最後の試合に臨む吉田優利(Alika Jenner/Getty Images)

◇米国女子◇ポートランドクラシック 初日(1日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)

ツアールーキーの吉田優利が5バーディ、2ボギーの3アンダー「69」で回り、第2回リシャッフル前最後の試合を51位で滑り出した。

予選ラウンドの初日は午前組で10番からプレー。前半は出だしのパー5、17番をバーディ、12番でボギーを喫して前半は1アンダー。後半は2番で7mを沈め、パー5の5番で2打目をグリーン手間に運び、寄せて1mにつけてバーディを奪取。7番(パー5)は2オン3パットのパーと取りこぼしたが、ティショットをミスした8番(パー3)で4mを沈めてナイスボギーで踏ん張り、最終9番は6mを沈めてバーディで終え、我慢強く2つスコアを伸ばした。

今大会終了後、シードを持たない選手を対象に年間ポイントランキングによる第2回リシャッフルが行われる。シーズン終盤12試合の出場優先順位を再編するもので、8月22日開幕のメジャー「AIG女子オープン」(全英女子)、出場選手が限定される最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を除く試合の出場権確保には同ランク80位以内に入ることが必要で、吉田は現在121位。“ボーダー”まで174.903pt差あり、今大会は少なくとも単独4位(180pt)以上が必要になる。

また「ランク81位~100位」のカテゴリーでも数試合の出場は見込める。ランク100位との差は42.97ptで今大会21位(43pt)なら届く。少しでも上位でフィニッシュし、ランクを上げて終わりたい。

吉田は中継局WOWOWのインタビューで「ミスは最低限に抑えられたかなとは思う。そこはすごく良い点だけど、(上位の)スコアは伸びているのでもう少し精度があるショットを打ちたい。明日まで時間があるのでしっかり調整して、休んで。いいゴルフができたら」。51位とはいえ首位とは6打差。笑顔で2日目以降を見据えた。

2024年 ポートランドクラシック