「すごく大変な一日だった」“正念場”の吉田優利が7位から39位へ
2024/07/28 10:42
◇米国女子◇CPKC女子オープン 3日目(27日)◇アールグレイGC (カナダ)◇6709yd(パー72)
吉田優利が1イーグル2バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」と崩れて通算1オーバー、7位から39位に後退した。
通算2アンダーから、前半アウトは1つスコアを伸ばしたが、後半に4つスコアを落として失速した。11番、12番でともに第2打がガードバンカー、ラフにつかまり、13番まで3連続ボギーを喫した。
パー5の14番で2打目を2mにつけるイーグルを奪ったものの、最終18番はラフから3打目のアプローチがグリーンを大きくオーバー、下りスロープを警戒して4打目もラフに止まり、5オン1パットのダブルボギー。パー37のインは「41」だった。
予選2日間はアンダーパーの「71」を続けたが、この日は微妙にラフに入ったり、バンカーでのライが悪かったり、ツキと流れに見放されたところがあった。中継局WOWOWのインタビューで「すごく大変な一日でした。そんなに悪くはないのに、小さいミスが重なってしまった」。3連続ボギー直後の14番で「完璧なショット」からピン2mにつける会心のイーグルを奪った。いいショット、パットも随所にあるだけに「いいスコアを出したかった」とこぼした。
次週「ポートランドクラシック」終了後、ツアー後半戦の出場優先順位を再編する第2回リシャッフルがある。年間ポイントランキング130位の吉田は、出場がほぼ保証される「同80位以内」を目指したいが、それには最低でも2試合で約200ptが必要になる。
今週のような通常大会は単独7位なら100pt。2試合連続トップ10が吉田に課された“ノルマ”だ。「もう伸ばすだけだと思うので、しっかり休みたいです」。最終日に向けて、気持ちを切り替えていた。