2024年 CPKC女子オープン

「もっと伸ばしたい」 吉田優利が正念場で2日連続アンダーパー

2024/07/27 07:25
通算2アンダーと上位で折り返した吉田優利(Vaughn Ridley/Getty Images)

◇米国女子◇CPKC女子オープン 2日目(26日)◇アールグレイGC (カナダ)◇6709yd(パー72)

リシャッフル(出場優先順位の入れ替え)までの2試合でポイント大量獲得を狙う吉田優利が通算2アンダー、上位グループでの決勝ラウンド進出を決めた。

中継局WOWOWのインタビューで「最初の方はドライバーショットがちらかっていて、どうなることかと思ったけど、アンダーパーで回れたので良かったです」と笑顔を見せた。

1アンダー12位から午前7時15分の午前組トップでプレーし、5バーディ、4ボギーと2日連続の「71」でホールアウトした。スタート11番ボギーなど序盤に2つ落としたが、15、16番の連続バーディでスコアを戻すと、18番から3連続バーディ。「18番は本当にナイスバーディだったと思います」と流れを変えたプレーを満足そうに振り返った。

風が予想以上に強まった後半は3番でマウンド越えのバーディトライから3パット、難易度の高い最終10番はティショットを深い右ラフに入れてボギーフィニッシュになった。好プレーとミスが入り混じった18ホールではあったが「調子はそんなに悪くなく、ドライバー次第かなと思っていた。ショートパットが入っているし、自信を持って打てている。ただライン違いが多いので、そこを読めていけたら」と表情は明るく、前向きだ。

来週の「ポートランドクラシック」終了後にある今季2度目のリシャッフル。ポイントランク80位以内でその後の出場権が保証されるが、吉田は130位。現時点で“圏内”まで約200pt差がある。通常大会は単独7位で100ptとあって、残り2試合で連続トップ10は決めたい。

カナダの国の威信をかけたナショナルオープンの今大会は、コースセッティングがハードだ。「ティショットをラフに入れてしまうと、出すのが精いっぱい。どこに飛んでいくかわからない時もある」という吉田は「もっとスコアを伸ばしたいから、精度の高いゴルフ、マネジメントをしていきたいです」と決勝の2日間を見据えた。

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