リシャッフルまで残り3戦 吉田優利が喜ぶ「スコア以上に納得のゴルフ」
◇米国女子◇Danaオープン 初日(18日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6666yd(パー71)
3週ぶりの出場となる吉田優利が3バーディ、1ボギーの「69」で回り、2アンダー27位で初日を終えた。
グリーンを外した11番で寄せきれずにボギー先行となったが、12番で微妙な距離のパーパットをしのぎ、17番(パー5)で最初のバーディ。折り返して3番で5mほどのフックラインを決めてスコアを伸ばすと、4番では長いパーパットをねじ込むガマンも光った。8番(パー3)では、あと少しでホールインワンというアイアンショットでベタピンのバーディを奪った。
苦戦が続くルーキーシーズンでは6月「全米女子オープン」の初日5位に次ぐポジションでのスタート。中継局WOWOWのインタビューでも「きょうは比較的、すごくいいプレーができた。スコア以上に自分が納得できたゴルフでした」と心なしか声が弾んだ。
直近の出場だったダブルス戦「ダウ選手権」で3試合連続の予選落ちを喫し、いったん帰国して再渡米。スイングの感覚が良くなり、イメージに近い球筋で打てる場面は着実に増えてきているという。「昔のスイングと全然違うと思うので、それ(いい感覚)をつかむのが難しかった。きのうまでは『あー、なんかちょっとズレてる部分があるなー』と思っていて、(初日)朝までにしっかり修正をかけられたのは、日本に帰っての練習が生きたんじゃないかと思います」とうなずく。
ここから3連戦目となる8月「ポートランドクラシック」(オレゴン州コロンビア・エッジウォーターCC)を終えたタイミングで出場優先順位を入れ替える今季2度目のリシャッフルが行われる。「(2日目も)きょうみたいなプレーがしたい。きょうはスコア以上に満足できるゴルフだったと思っているので、あしたも自分が納得できるゴルフがしたいですし、もっとバーディが獲れるように頑張りたい」。つかみつつある手応えに結果がついてくれば、正念場で光が差し込む。