「1ピン」パーパットから猛チャージ 竹田麗央が3度目メジャーでトップ10発進

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 初日(11日)◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6523yd（パー71）

3度目の海外メジャーで10位スタートは上々だ。竹田麗央が7バーディ、2ボギー「66」で回り、5アンダーで初日を終えた。

チャージをかけた前半はピンチからスタートした。10番で「1ピンくらいあった」と約2mのパットを決めてボギーを回避。「パーセーブできて、流れも悪くならずにスタートできた」と11番からの3連続バーディにつながった。

11番はピンに絡めるショットでチャンスを作り、12番、13番は再び3mの距離を決め切った。550ydの15番（パー5）では、フェアウェイから残り240ydの第2打をグリーン手前まで運び、ピンそば寄せて4つ目のバーディ。小さなお辞儀で大歓声に応えた。

ことし初挑戦した海外メジャー。「全米女子オープン」9位、「KPMG全米女子プロ選手権」32位としっかり予選を通ってきたが、第1ラウンドの順位はそれぞれ51位、107位だった。トップ10で大会をスタートするの初めて。「初日から集中してスタートできている」と話したが心残りもある。4つあるパー5のうち、スコアを伸ばせたのは15番だけ。「ミドルホールのセカンドが良くてピンに絡んでいたけど、その分パー5で獲れなかった」と悔やんだ。

しかし、メジャーで欲をかけばつまずくことは前の2試合で学んできた。

「欲をかくとすぐダボになるピンポジションがあるので、そういうところはグリーンセンターで」と警戒しつつ、「あしたからもしっかり攻めていきたい」。きょうの分は、これから取り返す。（フランス・エビアン／谷口愛純）