メジャー第4戦はちょっと苦手 渋野日向子「しっかり地に足をつけて頑張れたら」

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(10日)◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6523yd（パー71）

「もう4試合目か、という感じです」。シーズン5試合が組まれたメジャーも残り2試合。渋野日向子は「まずは最低限のゴルフができるように」と表情を引き締めた。

今季2度のトップ10はどちらもメジャー。5月「全米女子オープン」の2位で来季フルシード獲得の安全圏に飛び込み、6月「全米女子プロゴルフ選手権」でも7位に入った。大舞台で成績を残してきたが、メジャーを除けば自己ベストは2週前のダブルス戦「ダウ選手権」の20位。「確かにメジャーで連続でトップ10に入れたのはすごく大きいことだと思いますけど、もうちょっとできるよなっていう部分はある。すべてが、まだ100%うまく行っている感覚ではないから」と話した。

本大会は3年連続3回目の出場だが、「あまり良い思い出がない」というのが正直なところ。2022年は予選落ち、23年は59位で、計6ラウンドのうちアンダーパーは「69」で回った昨年の第3ラウンドしかない。

「しっかりパー5でチャンスを作って、耐えるところは耐えて。過去2回、回っているぶん情報量はあると思うので、それを思い出してやれたらいいなと思います」と、まずは4日間アンダーパーで回ることを目標にしている。

ダウ選手権を終えて帰国し、前週は4カ月ぶりに家族との時間を楽しんだ。「ワンちゃんにも会えたし、ゆっくりできた」とリフレッシュしてフランス入り。「大事な試合だと感じるので、しっかり地に足をつけてという感じで、頑張れたらと思います」。5試合連続で週末に進めている良い流れを、メジャー第4戦にも持ち込みたい。（フランス・エビアン／谷口愛純）