山下美夢有はパリ観光で「映え」堪能 練習ラウンドのイーグルにバンザイ

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(9日)◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6523yd（パー71）

練習ラウンドの18番（パー5）で、残り80ydからの3打目がトロトロ転がってカップに消えた。2週間のリフレッシュを挟み、山下美夢有は絶好調。「試合でも入ってくれたら良いな」とイーグルを喜んだ。

3週前の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で2位に入って、「パリ五輪」（8月7日～10日、ル・ゴルフ・ナショナル）の代表入りを決めた。それからの2週間は、以降のタフなスケジュールを見据えた休息期間。今週を終えると帰国して国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」に参戦し、再びフランスに戻る。「妹の試合を見に行ったり、オフっていうオフをしました」とつかの間の休みで英気を養った。

今週も、少し早めにフランスに入ってパリ観光をしてからエビアンへ。五輪の期間中はゆっくり見て回る時間がなく、凱旋門やエッフェル塔をめぐって純粋に観光を楽しんだ。「オシャレで、どこも映える」とリフレッシュして今季メジャー4戦目を迎える。

この日は9ホールを回ってコースチェック。コーチを務める父・勝臣さんに見てもらいながら、前日と合わせて1ラウンドして調整を行った。「今年も相変わらず難しい」と警戒する大会は昨年48位で終了。メジャーで成績を残してきた今季は、大会からの注目度も高い。予選ラウンドは2019年覇者のコ・ジンヨン（韓国）らと同組で回る。「まずはしっかり上位で戦えるようにしたい」と、気を引き締めて開幕を迎える。（フランス・エビアン／谷口愛純）