イーグルも「パーフェクトじゃない」 西村優菜はショットと“格闘”の3アンダー
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 初日(13日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)
伸ばし合いのコースとはいえ、強風が吹いた午後組で4アンダーを上回ったのは5人だけ。午後にプレーして3アンダー22位につけた西村優菜は“6番目”のスコアだったことになる。
しかし、表情は何だか曇りがち。ここ最近のショットの不調をぬぐえずにいる。「きょうも満足いくショットは打てなかったですし、迷った時には、どっちかというと“逃げる方向に”っていう感じになっちゃう。伸ばし合いのコースで攻めのゴルフをしたいんですけど、そこまで自信を持って振れてないなって感じはあったかな」と振り返る。
前半13番(パー3)から2連続バーディを先行。18番(パー5)では左ラフまで突き抜けることを警戒した3Wのティショットから、7Wでつないでイーグルを奪った。残り211ydをフォローの風に乗せて手前から転がし、ピンそば1.5mについたセカンドも「パーフェクトの当たりではなかった」。1Wが安定してきた一方、2打目以降で握るクラブ、特にアイアンでもどかしさが顕著に表れる。
後半6番、ピンに“かぶる”ような7Iのフェードボールでペタピンに絡めてバーディ。「いい感じで打てました」とうなずいたショットの直後、7番(パー3)では同じようにフェードを打ちに行って左へ引っ掛け、ボギーを喫した。「感触が悪くて結果が良かったり、いい感触の時に結果がついてこなかったり…。結構、まちまちな感じですね」。ムラが目立つショットを信頼しきれずにいる。
9番ではフェアウェイの真ん中から右奥にこぼしたが、あと少しでチップインというアプローチを見せてパーセーブ。「アプローチとパターでしのいだところは結構ある。今の自分には、そういうゴルフがすごく必要」。バーディ合戦に文字通り食らいついていく覚悟だ。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)