ラスト18ホールに課題 バーディなしの畑岡奈紗「なんとかしないと」
◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 最終日(28日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)
トップと2打差の6位から出た畑岡奈紗はノーバーディ、3ボギーの「74」で終え、通算2アンダー13位で戦いの幕を下ろした。
今回と同じウィルシャーCCで行われた2022年「DIOインプラントLAオープン」以来の優勝がかかっていたが、西海岸特有のポアナ芝に「悩まされた」と振り返った。
前日のムービングデーは「64」で回っていた。しかし、最終日はティショットを右ラフに曲げた1番で2mのパーパットを外してボギー先行。「奥からでしたけど、ああいうパットが決まってくれていたら、次のパー5(2番)もバーディが獲れていたかもしれない」。パーオン率は50%(9/18)だった。
スタートする前の練習時点で「きょうはグリーンが重い」と感じていたという。「分かってはいたけど、いざコースに出ると今までの速い印象とかでなかなか打ち切れないところが多かった」。6番では手前2mのパーパットを外し、9番では1m弱の距離を外しての3パットボギーを喫した。
前週のメジャー「シェブロン選手権」も最終日に「75」とたたいて5打差から10打差に後退した。未勝利で終えた23年シーズンを見ても、「全米女子オープン」は首位から臨んで「76」、「アムンディ エビアン選手権」は2位から「72」、「TOTOジャパンクラシック」はトップから「74」とラスト18ホールに課題を残すことが続いている。
「今週は風が吹いていたのもあるけど、我慢するところでできず、イーブンパーで回れていれば上位フィニッシュできていたと思う。それができなかったのは残念。何とかしないといけないとは思うし、『あともうちょっと』という感触はある。それが上手くかみ合ってくれれば(優勝は)近いと思う」
次週のオープンウィークは拠点のあるフロリダ州オーランドに戻り、再調整を図る。(カリフォルニア州ロサンゼルス/石井操)