2023年 Qシリーズ

3位の西郷真央「66」の半分はパターで 吉田優利4位で最終日へ/米最終予選

2023/12/06 07:25
西郷真央が「66」をマーク。3位で最終ラウンドへ

◇米国女子◇Qシリーズ(最終予選会) 6日目(5日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)

前日までの72ホールで、65位タイまでの70人による第5ラウンドが行われた。18アンダー2位から出た西郷真央が6バーディ「66」をマークし、通算24アンダーの3位で終えた。首位のイ・ソミ(韓国)とは3打差。

同じ2位スタートの吉田優利は4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算21アンダー。4位であすの最終ラウンドを迎える。4アンダー58位スタートの馬場咲希も「69」で7アンダー49位に順位を上げた。

ショットがキレキレ

西郷が最後にボギーをたたいたのは、第2ラウンドの前半4番。直近3ラウンドは2コースをプレーしてスコアを一度も落としていない。この日もストレスがたまったシーンはグリーン上だけ。ティショットはパー3を除く全14ホールでフェアウェイキープに成功し、バーディパットを打ち続けた。

1Wショットも良くなった

カップ際でボールがわずかに曲がるホールが多い中で、「イライラせず、ボギーを打たないように。気持ちでマイナスにならないよう心掛けていた」と冷静さを保った。2つ伸ばして迎えた後半12番、残り140ydからの2打目。8Iを打ち込んでピンそば3mにつけ、3つ目のバーディを奪った。「きのうはアゲンスト(の風)に影響されてショートした。きょうはしっかり目で。すごく良いパッティングをできたし、良いショットを打てた」と勢いづいた。

インコースの2つのパー5(13番、16番)はどちらも2オン2パット。17番で6つ目のバーディを奪い、「66」を2日間並べた。「カラーから(パターで)打ったのを入れたら半分、“33パット”でした」と苦笑いするほど圧巻のショットの出来だ。

最終日もスコアを伸ばしに行く

順延による中止1日を除く6日間、108ホールの長い戦いはあすが最終日。優先的な出場資格を得られる20位タイとは現在、12打のリードを保っている。「きょうまでと変わらず、自分の目の前の一打に集中して、18ホール、けがなく回り切りたい。もう、通ればなんでも(何位でも)いいんで、順位を考えずに楽しくやりたいですね」。ゴールテープが見えてきた。(アラバマ州モービル/桂川洋一)

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