シード確保がかかる渋野日向子 今週のランキング“後続選手”は7人
◇米国女子◇メイバンク選手権 事前(25日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6246yd(パー71)
予選落ちなしのアジアシリーズ全4戦は、今週を含め残り2試合となった。来季フル参戦ができる資格を目指し、年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCMEグローブ)のランキング上位80位を目指す渋野日向子は「上に行かないといけない。最後まで諦めずに頑張ります」と表情を引き締めた。
アジアシリーズ初戦「ビュイックLPGA上海」41位、前週「BMW女子選手権」を56位で終え、現在ランキングは79位。圏内にいるが、80位のステーシー・ルイスとは0.402pt差と気が抜けない状況が続く。
78人に出場が絞られたアジアシリーズのフィールドで、今週ランキングで渋野より下位につけるのは81位の勝みなみを含めて7人。招待枠から出場する10人のうち7人がランキング対象外となっているが、LPGAツアー非会員の選手でも、優勝後に会員資格を申請すればポイント付与対象となる。
前週の韓国戦では、初日「67」で回って11位、2日目は「72」と耐え12位で大会を折り返したが、週末に崩れて上位フィニッシュは果たせなかった。初めて挑むマレーシアでの試合に向け、火曜は雷雨で中断するまで15ホールをプレー。この日はプロアマで1ラウンドを回り切り、コースチェックを行った。「グリーンも先週に比べたら少し軟らかい。スコアが出そう」と話す。
2017年に同コースで行われた「サイム・ダービー LPGA マレーシア」の優勝スコアは通算15アンダー、13年は通算19アンダーと上位陣の好スコアが予想される中、自身も伸ばし合いについていきたいところ。「結果が全てだから、今はそこをしっかり追求していきたい」と上位を目指し、アジア3戦目の開幕を待つ。(マレーシア・クアラルンプール/谷口愛純)