たまる疲労にショット不調 西村優菜は帰国前最後の7連戦目
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(6日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)
今季から米ツアーを主戦場にする西村優菜は今週、7月「アムンディ エビアン選手権」から始まった7連戦目を迎える。さすがに「疲れてます(笑)。何キロ移動したんだろう」と疲労感は隠せないものの、次週の国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に弾みをつけるためにも、帰国前最後の試合に気合を入れる。
会場には3日(日)に入った。コースの印象を「距離はそんなに長くないけどグリーンはアンジュレーション(傾斜)があって、小さい。グリーン周りの芝が硬くて密集しているような感じでクラブが抜けにくい。そこは難しい」と語る。疲れに加え、ショットの不調で飛距離も落ちていて、スコアメークのポイントはパー5ではなく「短いパー4」にあるという。
「(330ydの)10番なんかは自分でもグリーン近くに行く。そういうチャンスホールでしっかりバーディを獲れれば。ウェッジを持てるところでしっかり獲って、流れをつかめるようにしたい」。風向きによって難度も変わるが、310yd(7番)とさらに短いホールもある。「正直ショットはまだまだで、思い切って振る怖さはある。でも、どれだけコース内で振り切っていけるか」とチャレンジの要素を加味しながらのプレーを見据える。
メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」は21位で終えたものの、直近3試合で予選落ちが続き、現在のCMEグローブポイントはシード圏外の81位。「この6連戦は満足いく結果ではなかったし、今もあんまり正直調子は良くない感じではあるけど、とにかく最後なので。今週はポジティブに楽しんでできればと思います」と前を向いた。(オハイオ州シンシナティ/石井操)