2023年 AIG女子オープン(全英女子)

全英で高校の先輩後輩が競演 吉田優利は西郷真央と同組「勉強になった」

2023/08/13 13:08
メジャーで高校の後輩・西郷真央(左)と同組でプレーした吉田優利(右)

◇海外女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 3日目(12日)◇ウォルトンヒースGC (イングランド)◇6881yd(パー72)

1ウェイ2サムで行われた3日目、吉田優利西郷真央と2サム同組に入った。ともに千葉・麗澤高出身で吉田が1年先輩に当たる。

「久しぶりに一緒に回った気がして、なかなか日本で回ることも多くはないので、その点ですごい彼女から勉強になったことも多い」。自身3試合目の海外メジャーで進んだ初めての決勝ラウンドは、思わぬ形で刺激を受け取ることになった。

強風に見舞われた3日目は「73」でラウンド

この日は10番パー4が1オン可能な289ydの設定となるなど、ティイングエリアを動かしてゲームに変化を加えてくるのは海外ならでは。当然景色も変わり、「狙いどころだったり、急に変えなきゃいけなかったりする。もっとコースをしっかり把握しながら回りたい」。求められる対応力の幅も、予選ラウンドをクリアして初めて見えてくる部分がある。

強風が吹き、フィールド平均スコアは決勝ラウンドにしてオーバーパー「73.233」を記録した。2バーディ、3ボギーの「73」も、我慢の結果とみることができる。「(風に)合わせきれてはいないですけど、ベストは尽くしたと思う」と冷静に言った。

英国で後輩からも刺激を受ける18ホールとなった

終盤は際どいアプローチも含め、グリーン上でひと筋それる場面が散見された。2オンに成功した16番(パー5)も、3m強のイーグルトライがカップ左をなめるようにして外れた。「日本みたいに傾斜表がないですし、自分で(傾斜を)感じ取って打っていかなきゃいけない。その部分は(ライン読みにおいて)大きいのかなと思う」。2オーバー44位から臨む最終日も、ひとつひとつ学びながらスコアを作っていく。(イングランド・サリー/亀山泰宏)

西郷真央は70位で最終日を迎える

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