パットに光 畑岡奈紗はニューヨークで日本人メジャーリーガーと対面
◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 初日(1日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー72)
5人の日本勢で最初のスタートを切った畑岡奈紗は4バーディ、3ボギー「71」の1アンダー26位で滑り出した。序盤に2連続バーディを先行させてからは一進一退。「もっと伸ばせたかなという気持ちが大きいですけど、まずまずです」と3週ぶりのラウンドを振り返った。
課題に挙げているパッティングでは最近、キャディのグレッグ・ジョンストン氏のアドバイスを参考にするシーンが多い。「調子が悪く、自分の(ライン)読みが悪いのか、しっかり打てていないのか分からなくなっているところがあった」。相棒はきょうもグリーン上に這いつくばって芝を読み込んでくれる。加えて、畑岡自身「きのうの練習で良さそうな感覚を得られた」という手応えから、2番(パー3)で6m、3番でも5mのバーディパットをカップに流し込んだ。
ティショットを左の池に入れた5番をボギーにして、後半はバウンスバックが2回。14番(パー3)で1m強のパーパットを外した直後、15番ではやはりジョンストン氏の意見を耳に入れた1.5mの下りのパットを沈めてバーディを取り返した。「14番は短いのを外しちゃいましたけど、それ以外は思ったように打てている。もう少し(ショットで)チャンスにつけないと厳しいかな」とグリーンでのプレーには納得感もあった。
前日はコースでの練習後、LPGAの企画でMLBニューヨーク・メッツの本拠地であるシティ・フィールドを訪れた。プレーボール前にグラウンドでメジャーリーガーを見て、「やっぱり体格が違いますよね。比べちゃいけないですけど」とビックリ。5月30日にチームトップの5勝目を挙げたばかりの千賀滉大投手と対面し、「(米国で活躍する日本人ゴルファーが)まだまだ少ないと思うので、頑張ろうって気持ちになりますね」と気持ちもリフレッシュさせた。
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— LPGA (@LPGA) 2023年5月31日
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試合前の予想に反して、後続の午後スタートの選手たちにアンダーパーが目立つ。「ショートゲームでもうちょっと拾うのを意識したい。でも、思っていたよりトップが伸びている。やっぱり伸ばしていく気持ちでいかないといけない」と2日目にギアチェンジする。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)