西村優菜81位発進に「ショックな感じ」 勝みなみも巻き返し必須
◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 初日(20日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラス シグネチャーC(テキサス州)◇6884yd(パー72)
米ツアーメンバーとなって初めて迎えたメジャー初戦。納得のいかない初日に西村優菜の顔は曇った。
「頑張れ」と日本語でのエールに笑顔で応えてスタートした10番、1Wショットを右に曲げて2打目は出すだけのボギーが先行した。ピン奥3mのバーディパットだった13番(パー5)でしっかりとスライスラインを読み切ってイーブンに戻しても、淡々とした表情は変わらない。
バーディを奪った17番(パー3)以外にもチャンスを作って1アンダーで折り返したが、ハーフターン直後につまずいた。1番でボギーを喫し、難度1位に設定された2番ではダブルボギー。6番、7番(パー3)も2連続ボギーとスコアを落として3オーバー81位で終え、「2番から流れをつかめなかった。難しかったです」と悔しがった。
前週「ロッテ選手権」まで地道に成績を残して滑り込んだ大舞台。今大会も週末に残ってリランキングにかかるポイントを稼ぎたい気持ちは強い。「結構いいゴルフはできていたけど、ちょっとしたミスからこのスコアになってしまって情けないなというのと、ショックな感じ。2日目に頑張らないと予選を通れないというシチュエーション。昼からのスタートで難しいけど、アンダーパーを目指して頑張りたいです」と気持ちを切り替えた。
西村と同じくルーキーで大会初出場の勝みなみも3オーバー81位となった。前半4番(パー5)でダブルボギー、5番もボギーと先にスコアを落とす展開。後半も14番でグリーン手前のバンカーから脱出に2打を要してボギーとするなど、巻き返せなかった。
2日目は勝が午前7時37分(日本時間午後9時37分)に10番から、西村が午後2時5分(同22日午前4時5分)に1番からティオフ。まずは現状で2打差となっているカットラインを目指すプレーとなる。