勝みなみはルーキーイヤー初の予選落ち「戦っていれば、そういうことも」

◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目（12日）◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303d（パー72）

勝みなみがプロの試合で「80」台を打つのは、2019年国内女子の「ニッポンハムレディス」(82）以来。1バーディ、5ボギー2ダブルボギーの一日に「ちょっと打ちすぎちゃったけど」と苦笑したが、切り替えは早かった。

38位から風の強まる午後組でプレー。日傘もさせない突風が襲う中、それよりも「ショットが荒れていた」と振り返った。フェアウェイキープ率は64.28％（9／14）でパーオン率は55.55%（10／18）。3番（パー4）、7番（パー4）で2回叩いたダブルボギーは、どちらもショットを左サイドの池に落としてしまった。

「ドローヒッターなので、左に池があるとイヤだなっていう意識。それが出ちゃいました」と振り返る表情に暗さはない。インスタートの前半で3ボギーを叩いて通算3オーバーまで後退、3番で6オーバーまで潜ったときに、「きょうは予選通過はムリだな」とショットの修正に集中することに切り替えた。

「そのあとは池に入れたけど、いいショットもあって自信を持っていいと思う」と5番(パー5)でこの日最初のバーディを奪取。通算8オーバーで米ツアー3戦目ではじめての予選落ちとなったが、「長く戦っていれば、そういうこともある」と笑った。

次週は今季メジャー初戦の「シェブロン選手権」（4月27日～30日）に参戦する。会場となるテキサスへの移動を日曜に控え、あすはコースに居残って練習に打ち込み、最終調整を行う予定。「ゆっくり体も整えて、気持ちを切り替えて頑張りたい」と話した。（ハワイ州エワビーチ／谷口愛純）