畑岡奈紗はグリーンで苦戦 失速5位も「初戦にしては」
◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日(22日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6617yd(パー72)
3打差を追って2位から出た畑岡奈紗は1バーディ、3ボギーの「74」とスコアを落とした。2023年シーズン開幕戦は通算9アンダー5位に終わった。
ホステスプロとしてホームコースでの結果にこだわったが、中継局WOWOWのインタビューでは「4日間で一番風が強かった。きのうまでみたいにみんな大きくスコアが動かなかった」と振り返った。
前半イーブンで折り返すと、後半16番は2打目をバンカーに入れ、2.5mのパーパットを外してボギー。最終18番もパーオンならずに2mのパットを外して締めくくりはボギーになった。
前日3日目はイン9ホールで6つバーディを奪ったが、この日は2ボギーと強風に悩まされた。「後半の12番、13番で差を詰めたいと思っていたが、そういうところでパッティングを決めることができなかった」。前日のパット数は25だったが、この日は32とグリーン上でも苦しんだ。
「最終組で回れて、いい経験ができた。いい位置で戦えていたので優勝できなかったのは残念ですが、初戦にしてはいい成績で終わることできた」。昨年4月「DIOインプラントLAオープン」以来となるツアー7勝目を逃したものの前を向いた。
米女子ツアーは今季第2戦が2月23日開幕「ホンダ LPGAタイランド」(タイ・サイアムCC)、3月2日開幕「HSBC女子世界選手権」(シンガポール・セントーサGC タンジョンコース)に続く。
「今やっていることがコース上でできた部分はありますし、4日間自分のやりたいことが落ち着いてできた。これをまた持ち帰ってこれからのシーズンにつなげたい」と気持ちを切り替えた。