ショットは少しずつ「良くなってきている」実感はある

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前(2日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd（パー72）

西郷真央は初日のペアリングを見て、「ちょっとびっくりしました」と目を丸くした。「全米女子オープン」覇者の笹生優花と世界ランキング1位のアタヤ・ティティクル(タイ)と同組だった。

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「すごい組み合わせ。とても光栄なことなので頑張りたいです」。同い歳の笹生は、ともに尾崎将司に師事する仲間。プライベートでラウンドしたことはあったが試合ではなく、頂点に立ったばかりのティティクルと回るのも初めてだ。「どういうプレーをするのか学ぶことも沢山あると思う」と声を弾ませた。

1年ぶりに日本の試合に出る笹生優花も西郷との同組に「久々で楽しみ」と話していた

ちょっぴり複雑なのは、2人は飛距離が持ち味なだけに、「セカンドオナーか…」と2打目で“先頭打者”になるのが多そうなこと。「すぐに自分の番が来て、ちょっとバタバタしちゃう。本当は2番目、3番目で打ちたい」と苦笑いする。不調気味の1Wショットに不安も残り、セカンドショット以降でいかにリズムを作ってプレーができるかがポイントにもなりそうだ。

「先週は本当にほとんど(ティショットを)3Wで打って、1Wを使える状態じゃなかった。それがだいぶ1Wが振れるようになったので、もう少し精度を上げていきたいなという感じです」。優勝をすれば米ツアーのシード権が手に入り、国内ツアーのポイントレースでもトップの山下美夢有との差も縮められる。前年3位になった大会で立て直しを図る。(滋賀県大津市／石井操)