納得のバーディは1ホール 畑岡奈紗は3アンダー発進に「ちょっと失敗」
2022/09/24 10:07
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 初日(23日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
大会2勝の畑岡奈紗は、5バーディ、2ボギーの「68」で初日を終えた。昨年に自身が作った優勝スコアは通算16アンダー。笹生優花ら首位が7アンダーまで伸ばす展開で、「スタートはちょっと失敗ですね」と3アンダーでの滑り出しを悔やんだ。
昨年大会のパーオン率は9割を超え、バンカーにも一度も捕まることなくショットを武器に逃げ切った。この日は「自分が思うようなショットが打てたところが少なかった」とパーオン成功は13ホール。「ウェッジは7番みたいなひどいショットがあった」と、パー5でフェアウェイからの3打目を左のバンカーに入れてボギーが出た。
理想のショットが出ない中でも、5番で上から4m、8番は10m近くを流し込んでバーディを獲ったが、なかなか納得のいくバーディはやってこない。「バーディらしいバーディは15番しかなかった」。終盤のパー3でようやくショットでチャンスを作りバーディが出た。
課題に挙げるのはアイアンショット。試合を休んだ前週の調整では、アイアンショットの高さを出すことに重点を置いた。前週は安定していた出球の向きが、この日は思うように飛んでいかなかった。「うまくピンへのラインに乗っていっていない。ボールのポジションや距離感で、調整しなきゃいけないと思います」と話す。
フラストレーションをためながら、首位とは4打差の32位。「あした、あさってとスコアを出さないといけない。最終日にいい位置で終えられるように頑張りたい」と切り替えた。(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)