3年前の対決再び 渋野日向子&ブハイが全英で同組「めちゃくちゃうれしい」
◇女子メジャー第5戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(6日)◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd(パー71)
4アンダー7位から出た渋野日向子が、6バーディ、1ボギーの「66」をマークして2位に浮上した。決勝ラウンドは2サムで行われる今大会。2度目の全英女子タイトルをかけて最終日を戦うのは、奇しくも初制覇を果たした2019年と同じアシュリー・ブハイ(南アフリカ)だ。
19年大会でも最終日最終組をともに戦った。当時は渋野がブハイに2打のリードを持って単独首位。ブハイは通算12アンダーから渋野を追う立場だった。当時、ちょっとした話題になったのが最終日のブハイの行動。渋野がウィニングパットを決めると、そばで見ていたブハイが思わず両手で万歳、渋野の勝利を自分のことのように喜んだ。
「もちろん、覚えています」と渋野は当時を振り返る。再び同組で回ることに「めちゃくちゃうれしい。負けないように頑張りたいです」と話した。
今年はブハイが首位を独走。初日は13位からのスタートだったが、2日目に「65」、この日は8バーディ、1ボギーの「64」をマークして、通算14アンダー単独首位に抜け出した。「おそらく、いままでで最高のゴルフ」と、米ツアー初優勝を待つブハイは振り返る。
欧州ツアーでは3勝を誇るブハイだが、米ツアーは未勝利。キャリアでトップ10は12度で、メジャーでの自己ベストは、5位に終わった19年の今大会だった。2位の渋野らに5打のアドバンテージを持って臨む最終日に喜びつつ、「メジャーは決して安心できない」と警戒する。
「リードが大きいと守りに入りがちだから難しくなると言われているけど、いままでやってきたことをやるだけ」と最終日に臨むブハイ。勝敗の行方は果たして-。(スコットランド・ガレイン/谷口愛純)