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2022年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/04〜08/07 場所:ミュアフィールド(スコットランド)

「予選落ちのことを考えてしまう自分がいた」 渋野日向子は4打差7位で週末へ

◇女子メジャー第5戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 2日目(5日)◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd(パー71)

首位に立った初日ですら、悪いイメージが頭の隅から離れない。「悪いスコアを出していたので、その時のことを忘れたくても忘れられない」。7位での予選通過に、渋野日向子の肩から少しだけ力が抜けた。

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「きのう一番上にいたとて、予選落ちのことを考えてしまう自分はいた」と、初日に「65」をマークしてトップに立ったからこそ不安はふくれる。毎日良いスコアが続かないことは自分が一番分かっていた。

3月の「シェブロン選手権」では、2日目を「66」で回って単独首位。決勝ラウンドは「77」、「66」と3日目に崩れて4位フィニッシュだった。今季は70台後半や「80」と、スコアを崩すラウンドも少なくない。2週前の「アムンディ エビアン選手権」は、通算9オーバーとリーダーボードの下位に沈んで予選落ちだった。

後を引く苦い思いを抱えながら、「ゴルフは日替わりだよな」と気持ちを落ち着ける。風の強まる午後スタートは初日のようにはいかなかったが、ボギー発進から崩れず2番で2mを決めてパーを拾う。その後も粘りを見せて1バーディ、2ボギーの「73」でホールアウト。「落としてもおかしくないようなホールはたくさんあったので、よく耐えた」と振り返った。

首位と4打差の通算4アンダー7位で進んだ決勝ラウンド。予選通過は6月「ショップライトLPGAクラシック」以来、4日間大会で週末を迎えるのは4月の「DIOインプラントLAオープン」以来だった。

「本当、いつぶり? うれしいですね」と表情が緩む。不安がまだ完全に消えたわけではないが、「少しは変われたからこそ、この位置にいるのかな」と笑顔を見せた。(スコットランド・ガレイン/谷口愛純)

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