2022年 アムンディ エビアン選手権

“テンポ”と“決め打ち”でボギーなし 西村優菜「特別な大会」で5位発進

2022/07/22 07:59
初出場でも怖じ気づく様子はない

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(21日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

今大会初出場の西村優菜が5バーディ「66」で回り、トップと3打差の5アンダー5位で滑り出した。何よりもうれしいのは「ボギーフリー」だったこと。「上出来ですね」と満面に笑みを浮かべた。

晴天のもと、午前組で1番ティからスタートした

午前組で出た初日、前半3番で残り115ydほどのセカンドショットをPWでピンそば1.5に寄せてバーディを決めた。4番では2.5mのバーディパットがカップ左をかすめて入らずのパー。ショットでは「テンポ」、グリーン上では「自信を持って打つ、と決め打ちする」ことに気を付けていた点を好スコアの要因とした。

以前からショットで「切り返しのところで早くなる」という癖があるというが、この日は「いいテンポで打てていたと思います」。ティショットでフェアウェイを外したホールは1度もなく、小柄な体格から生み出す正確なショットで上位に食い込んだ。

小柄な体格ながら安定したショットでスコアメークした

2013年にメジャーに昇格した今大会では、西村が好きな選手に挙げるチョン・インジ(韓国)が16年大会で制覇しており、当時のシーンを「覚えている」。プロを目指すきっかけになった宮里藍さんが2度制したこともあり、「特別な大会」と表現する。

「初日が終わっただけなのでまだまだですけど、しっかりいい位置で決勝に進められるようにあしたも60台を目指したい」。出場切符を自らつかんだ大会での躍進へ力を込めた。(フランス・エビアン/石井操)

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