海外メジャー2戦連続で予選通過 西郷真央「ホッとしてます」
◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(24日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)
西郷真央が初の海外メジャーだった3週前の「全米女子オープン」に続き、2試合連続の予選通過を果たした。初日50位から「70」とスコアを伸ばしての通算イーブンパー27位。「いままで国内で積み重ねてきたものが、少しでも海外で結果として表れてくれたということにホッとしています」と笑顔もこぼれた。
出だし10番は風の影響を受けやすい打ち下ろしのパー3。ほぼ無風と読んで打ったティショットが左のバンカーに落とされ、ボギースタートとなった。12番でバーディも、直後の13番(パー3)で3パットボギー。「自分の中ではずっとカットラインの狭間でプレーしていた感じ」と振り返ったように、予選通過圏内ギリギリでのプレーが続いた。
「気持ちを切らさず、あきらめずにプレーした」と必死だった我慢の時間帯にも成長の跡があった。「初めてのメジャーと違うところは、前回の経験を生かしたマネジメントができているところ。いま自分ができるところから修正してスコアをまとめられるように、と心掛けていた」。ニアサイドに外してのボギーが重なった全米女子オープンの反省から、さらに緻密に組み上げてきたマネジメントを徹底。後半だけで3バーディを奪った。
まだまだ上位進出を狙える週末もテーマは変わらない。「攻めたい気持ちももちろんありますけど、予選ラウンドよりもピンポジションが難しかったりすると思う。しっかりマネジメントを作りながらやっていきたい」。全米女子オープンも同じ27位で大会を折り返して44位フィニッシュだった。大舞台で蓄積した経験を生かし。残る2日間も丁寧にメジャーセッティングと向き合う。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)