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1日39ホール「精神的に疲れた」大逆転劇 古江彩佳の粘りと勝負強さ

◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 4日目(28日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6804yd(パー72)

午前の決勝トーナメント1回戦を突破してベスト8に進出した古江彩佳が、午後の準々決勝でジョディ・ユワート・シャドフ(イングランド)と対戦。4ダウンから残り7ホールで追いつき、延長4ホール目で制した。逆転劇に「精神的に疲れた」と言いつつ、22ホールに及ぶ激闘を制してベスト4進出を決めて笑顔をのぞかせた。

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粘り強さで勝利を手繰り寄せた。4ダウンと相手に主導権を握られながら迎えた12番(パー4)で74ydの2打目を2mに寄せ、下りのラインを流し込んでバーディを奪って反撃の狼煙を上げた。14番(パー4)で171ydの2打目を1.5mにつけてバーディを奪い、続く15番ではシャドフがボギーをたたいたのに対し、古江はパーで粘り、1ダウンまで戻した。

迎えた最終18番(パー4)、ティショットで確実にフェアウェイをキープすると、132ydの2打目をしっかりとパーオンさせて2パットのパーにまとめた。このホールでボギーをたたいたシャドフについに追いつき、決着はエキストラホールへ。

3ホール目まで互いにパーとして迎えた4ホール目の13番(パー3)。4番ユーティリティで放った古江のティショットは飛距離が足りず、ボールはグリーン手前のレッドペナルティーエリアぎりぎりのラフへ。これを見てティショットを放ったシャドフだったが、ボールを大きく左に曲げ、グリーン左奥のギャラリースタンドをも飛び越えるトラブルとなった。

救済を受けて放ったシャドフの2打目もグリーンを捉えられず。対する古江は「ピンも見えなかった」という35yd の2打目を確実にグリーンにのせ、7mのパーパットをねじ込んで22ホール目で激闘に決着をつけた。

「(4ダウンまで追い込まれて)自分がバーディを獲らないといけないという気持ちが強かった。でも、なかなかバーディを獲るのが難しいコースなので、すごく頭を使った日だった」。この日シャドフがボギーをたたいた5ホール全てをパーで耐えしのいだ古江の粘り勝ちだった。

日本ツアーでのプレーオフでも3戦全勝の“マッチプレー巧者”は、「プレーオフはプレッシャーにはなるけど、自分的にはそれがうまく集中につながる」。27日に22歳を迎えたばかりのツアールーキーだが、勝利を手にできるだけの経験は十分に積んできた。

「クールダウンして、うまくリラックスして、ちゃんと寝て、あしたに備えたい。緊張はあまりしないので、あしたはあしたでまた楽しめたら」。1日39ホールを戦った後でも、疲れを感じさせない笑みを浮かべた。最終日も2試合(準決勝、決勝もしくは3位決定戦)の長丁場。持ち前の粘りと勝負強さで最後まで戦い抜く。

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