2022年 シェブロン選手権

畑岡奈紗は3時間15分の“おひとり様”プレー

2022/04/03 13:01
プロでは初めての「おひとり様」でした

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 3日目(2日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

ムービングデーの午前7時51分、畑岡奈紗は人影もまばらな1番から1人でティオフした。通算1オーバー67位のカットライン上で予選を通過していた。

2018年に初出場した際もフィールドに滑り込んだため、当初は予選ラウンドを1人で回ることになっていた。そのときは結局大会に出場しない選手がプレーイングパートナーとして同組に入り、一緒にラウンド。

今回は「(プレーイングパートナーについて)聞かれなかったですし、自分からも言わなかった。自分のペースで回れるから、1人で回った方がいいなとも思っていたので」と、プロでは初めて同伴競技者のいない18ホールをプレーした。

いつも通りのルーティン

いつも通りのルーティンを心掛け、1番のパーパットからキャディのグレッグ・ジョンストン氏に声をかけて一緒にラインを読んで沈める慎重なスタート。2番(パー5)で5.5mを流し込むイーグルを先行させたが、スコアを伸ばすパッティングがカップを鳴らしたのはこの場面だけだった。

「思った通りに打てていただけに、ひと筋(違って)入ってくれないところが続いて。ショットもかなりついていたので、悔しかったです」

迷った末に3打目勝負を選んだ最終18番(パー5)は80ydほどのウェッジショットをチャンスにつけきれず、「71」でホールアウト。唇をかむフィニッシュとなったが、「すごくテンポよく回れた」と話したとおり、3時間15分でプレーを終えた。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)

孤独なラウンドに

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