横峯さくらは出産後初の海外メジャー「家族3人で戦う」

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前（29日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

前週国内ツアー「アクサレディス」に出場していた横峯さくらは、28日（月）の夜に米国に到着した。日本でキャディの夫・森川陽太郎さんの両親に預けているという長男・桃琉（とうり）くんと早速テレビ電話。開幕前日のプロアマ戦はメンバーに入っていないため、コースチェックは29日（火）の18ホールのみと慌ただしさもありながら、気持ちは高ぶっている。

日本ツアーでは今季からシード権、リランキングの基準が賞金ランキングからメルセデスポイントランキングに一本化。3日間大会の日本ツアーで優勝者への加算200ptに対し、海外メジャー優勝なら800pt。米ツアーメンバーだった横峯は産休制度の適用を受け、今大会と8月「AIG女子オープン」のメジャー2大会の出場権を持っている。大舞台の頑張り次第で国内でのポジションを上げられる大きなチャンスだ。

2021年2月の出産後は初めてとなる自身3年ぶりの海外メジャー。「息子は日本にいるんですけど、一緒に戦う気持ちで。家族3人でというところをやっていけたら」。10度目の出場となる当地での開催が今年で最後というのも感慨深い。「若いときから、このコースでずっとプレーしていて、あまり良い成績を出せていないのが正直なところ。自分のことを追い込みながら、どれだけできるか。頑張ります!」と意気込んだ。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）