笹生優花はパターの素材をチェンジ KPMGとのスポンサー契約も“お披露目”

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前（29日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

笹生優花はオープンウィークとした前週、ツアーが行われていたカリフォルニア州カールスバッドにいた。今季から総合用具契約を結ぶキャロウェイゴルフ・カンパニーの本社も同所にあり、クラブテストなど有意義な時間を過ごした。

その中で「オデッセイ トゥーロン パター サンディエゴ」の素材を変更。昨年「全米女子オープン」優勝時にも使っていた「ピレッティ エリート ポテンザ ツアーオンリー GSS パター Y.S.」と同じ高級素材「GSS」で作ってもらったという新相棒をバッグに入れた。「いいショットも打てているけど、一貫性がまだない。そこを改善したい」と話すショット面以上に、ショートゲームのレベルアップに余念がない。

全米女子オープン覇者を取り巻く環境は刻々と変化している。今週から大手コンサルティング会社のKPMGのロゴがポロシャツの左胸に入った。アジアシリーズの時点ではすでにまとまっていたスポンサー契約が、正式に“お披露目”。予選ラウンドはKPMGと契約を結ぶ代表格の一人、ステーシー・ルイスとの2サム同組となった。

高まる注目度を「有名になることが私のプレーに影響を与えるとは思わない。より良いプレーヤー、より良い人間になるための自信を与えてくれる」と謙虚に受け止める20歳。「メジャーの試合は自分にとってすごく大事。勝つことが夢でもある。できる限りのゴルフをしたい」と静かに闘志を燃やした。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）