2022年 JTBCクラシック

望みつなぐ池ポチャからのパーセーブ 畑岡奈紗「まだ目指せる位置」

2022/03/27 10:45
「よく決まってくれた」というパッティングがプラス材料

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 3日目(26日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

ティイングエリアが大きく前に出た後半16番パー4は、252yd設定で打ち下ろしとなる1オンチャレンジホール。畑岡奈紗が3Wで放った一打は引っかけて左へ飛び、グリーン脇の池まで届いてしまった。

後半伸ばしあぐねていたトップグループを追う上では、是が非でもバーディが欲しいホール。意気消沈しかねないトラブルから、ドロップした3打目の寄せもショート。それでも微妙な距離のパーパットを決め切り、5打差6位に踏みとどまった。「ああいうパーセーブがすごく大事。まだ(逆転を)目指せる位置だと思う」。最終日に望みをつなぎ、自らを鼓舞した。

9位スタートから1番でボギー発進。3バーディを奪い返すも、8番(パー5)ではレイアップした後の3打目で不安を抱えるウェッジショットのミスが出た。「距離感が合わないところだったり、ちょっと考えすぎているところがあるのかな」。ロングホールでの痛恨のボギーを必死に取り戻していった後半のプレーだっただけに、16番は価値ある粘り腰となった。

逆転圏内でラスト18ホールへ

2019年に米ツアーで初めて4日間大会の優勝を飾った舞台。1打差から逆転した3年前の最終日も、16番で池に入れて唯一のボギーをたたいた。「覚えてますよ。あのときは(ティショットが)ハイブリッドでした。ちょっと風向きが違ったから、きょうはドライバーかスプーンで迷って。悪いことの方を覚えていて、(キャディの)グレッグにも驚かれました」と笑う。

「あしたは最低でも5アンダーを出さないと。悔いなく終われるようにしたい」。力強くターゲットを定めた。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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