2022年 JTBCクラシック

チップイン2発も悔しさ 渋野日向子「だったらパター入れよって」

2022/03/27 10:03
手応えと悔しさが入り混じるラウンドになった

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 3日目(26日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

予選ラウンド36ホールでは全体トップのパーオン率94.44%(34/36)を記録した渋野日向子。ムービングデーは72.22%(13/18)とグリーンを外す場面が増えながら、3日間で最も良い「68」をマークして通算5アンダー28位に順位を上げた。

「(ところどころ)ショットが乱れてパーオンの数は少なかったけど、一番スコアは良い。こういうのもゴルフって感じなのかな」と笑った。

アプローチがさえた

右奥のラフに外した2番でボギーを先行したが、その後は要所でアプローチがさえた。ピンを直撃したショットが手前の池方向に転がってヒヤリとした3番は、そこからチップインバーディ。

6番(パー3)でシビアなパーセーブを見せると、気分良く7番でバーディを奪取。前に出されたティイングエリアから大きく打ち下ろす279ydの9番パー4でもきっちりスコアを伸ばした。

今週12ホール目のパー5となった17番もチャンスを生かせず…

12番で再びのチップインバーディでギャラリーを沸かせ、続く13番は奥のピンを攻め込んで連続バーディ。一気にリーダーボードを駆け上がる中、終盤はチャンスを生かしきれなかった。

こちらも1オン可能な252ydに設定された16番パー4では、グリーン手前の左下がりのライから58度のウェッジを開き、巧みな寄せを披露するも2mが決まらず。17番(パー5)は2.5mが右へ押し出すように外れ、18番もパーとして悔しさがあふれた。

今季米本土の初戦。上位フィニッシュでポイントを稼げるか

「チャンスにつけたのを外しまくって。アプローチで2個バーディを獲れたっていうのは良かった。だったらパター入れよって感じだけど…」と思わず苦笑いが漏れる。特にここまで3日間12ホールのパー5では再三チャンスメークに成功しながら、依然としてバーディを奪えてないことが気持ちに拍車をかける。

「あと4つしかないんで、パー5でバーディを獲ります!」。手応え十分のショットからグリーン上で仕留め切ることができれば、今季の米本土初戦で上位フィニッシュも見えてくるはずだ。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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