2021年 米国女子Qシリーズ(1週目)

アライメント修正で振り抜き感アップも… 渋野日向子は悔しい上がり2ホール「+3」

2021/12/04 09:14
悔しいフィニッシュとなった

◇米国女子◇Qシリーズ 2日目(3日)◇マグノリアグローブ(アラバマ州)◇クロッシングズコース6664yd(パー72)、フォールズコース6643yd(パー71)

渋野日向子にとって悔やまれる上がり2ホールとなった。16番(パー5)でこの日4つ目のバーディを奪い、通算1アンダーまで伸ばして迎えた17番(パー3)。「ミスヒット」と振り返るティショットがグリーン手前にこぼれると、アプローチはカラーで止まった。パターでの寄せは1m強オーバーし、返しを決められずにダブルボギー。最終18番も3パットボギーで「72」。通算2オーバーのまま、2週目進出圏外の72位タイで1週目を折り返した。

ショットの状態は上向いている

「1つのミスで最後落としてしまったのはすごく悔しい」と険しい表情を作る一方で、「きのうとは違ったゴルフができた」とも話す。前日ラウンド後にみっちりと打ち込んだショット面の変化はプラス材料。「自分のスタンスの向きが思った通りに向けているかどうかというところ。やっぱり左に向きがちかなっていうのをちょっと直して、きのうよりは振り抜きやすかったかな」とうなずく。

特に1Wショットは左へのミスも少なく安定。前日は同組選手にアウトドライブされる場面が多かった飛距離面でも、振り抜き感がアップしたことでむしろアドバンテージを握るシーンがあった。後半2つのパー5は、いずれも2オンに成功してバーディとした。

“カットライン”を見上げる位置で週末へ

前日苦しんだグリーン上も改善の兆し。ポジティブなピースをひとつのプレーにまとめ、どれだけスコアにつなげられるか。巻き返しが必須となる週末へ「あとは上に行くだけだと思うので、頑張りたいです」。短い言葉に決意を込め、3日目もこの日と同じクロッシングズコースを回る。(アラバマ州モービル/亀山泰宏)

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